2020年も残り2日となりました。
先日、実家に帰省する前に佐賀土産を買おうと思い立ち寄った佐賀駅構内のお土産品コーナーでとても面白いお菓子を見つけました。
お土産にも、贈り物にもピッタリだと思うので、帰省の際のお土産や、お年賀の贈り物を何にしようか悩まれてる方は、よろしければご覧ください。
佐賀のお土産について綴った投稿もありますので、よろしければご覧ください。
『シベリア』ってどんなお菓子?
シベリアとは、羊羹またはあんこ(小豆)をカステラに挟み込んだ日本のお菓子です。
昭和初期には「子供達が食べたいお菓子No.1」であったと伝えられているが、発祥地から考案者、名称由来、食品分類に至るまで未だ正式な解明がなされていない。
最終更新日時:2020年10月28日 (水) 18:52(日本時間)
アクセス日時:2020年12月30日 11:04(日本時間)
と記載されています。ただ、現在は需要が少なくなり、ほとんど製造されていないとのことで、私も全く知りませんでした。
ちなみに、シベリアは私の大好きなジブリ映画『風立ちぬ』にも登場していているんです!後から言われて、「あれか!」と気づきました。
シベリアの名前の由来は諸説があり、羊羹をシベリアの永久凍土に見立てたという説、ステラの部分を氷原に、羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てたという説、シベリア出兵にちなんだものだからという説、日露戦争に従軍していた菓子職人が考案した説等がある(出典:シベリア (菓子) - Wikipedia)そうです。
シベリアが購入できる老舗銘菓店『村岡総本舗』の詳細情報
村岡壮本舗は小城羊羹でとても有名ですが、本店は佐賀県小城市にあります。佐賀市内では、唐人町店と佐賀駅店に直売店を構えています。こちらに、のリンクを貼っておきますね。
私が今回立ち寄ったのは佐賀駅店だったのですが、シベリアコーナーにとても目を奪われてしまいました。
レトロな配色と趣のある書体で「シベリア」と書かれた包装紙がなんとも新鮮!
2019年の12月に発売された村岡総本舗さんの新商品とのことです。
村岡総本舗さんのシベリアは、バラ売り、缶入り、箱入りがあり、店頭にはありませんでしたが、他にも三角シベリア、丸シベリアがあります。
缶入りはちょっと高いですがレトロで可愛いですよね。
包装紙を開けると中は四角いシベリアが入っていて、真ん中に切れ目が入っているので半分ずつ食べることができます。
村岡総本舗さんのシベリアはバターカステラ、粒あん、羊羹、粒あん、バターカステラの5層でできています。
ちなみに、シベリアはサンドイッチのようにカステラの中に羊羹を挟んで出来上がり!ではなく、カステラをまず敷いてからそこに溶けた羊羹を流し込んでさらにカステラを被せて造られているので、羊羹とカステラが分離しているのではなく、くっついているんですよね。すごく手間がかかってますね。
確かに、カステラの生地に粒あんがしみ込んでいました。
カステラは普通のカステラを更に洋風にしたようなまさに洋菓子のスポンジケーキのような華やかな味でした。
そして、あんこと羊羹は、さすが羊羹の老舗だけあってとっても美味しい。
カステラのふわふわ、羊羹のぷるんとした食感、なめらかなあんこの食感が合わさってカステラとも羊羹とも違う全く別のお菓子を食べてる感じです。
でも、たぶん、本当のシベリアを知っている人が食べたら、シベリアってもっと素朴な味なんだけどな…と思うんじゃないかな?
そんな方には、要予約制の三角シベリアがピッタリなのではないかと思います。あくまでも私の勝手な想像です。
村岡総本舗が造る『もう一つのシベリア』
なんと、村岡総本舗さんのシベリアには2種類のシベリアが存在するんです!
一つ目は、私も購入したシベリア。
そして二つ目は、『三角シベリア』
上記のシベリアが、バターカステラ、粒あん、羊羹、粒あん、バターカステラの5層でできているのに対し、三角シベリアは、『カステラ、こしあん、羊羹、こしあん、カステラ』の5層でできているそうです。
私は食べてはいませんが、たぶんきっとこちらのシベリアの方が懐かしいシベリアになっているんじゃないでしょうか。
2種類のシベリアを開発してしまうなんですごいです!
ただ、三角シベリアは要予約だそうなので、お忘れなく。私もぜひ食べてみたいと思いました。